ヒプノセラピー・プロジェクト「Gift」のこと

2022年10月8日〜9日、二日間にわたる心身緩和ワークショップ「病は魂を輝かせるチャンス」を無事終了した。このWSは、宮崎ますみさんのご厚意により「がん患者に寄り添う、ヒプノセラピー・プロジェクト『Gift』」のキックオフイベントとして開催されたものです。昨年秋、天に還ったヒプノセラピスト・saoriの遺志を継ごうと、仲間である水木智子、平野知子と私、山口雅子が3人で幾度となくミーティングを重ね、師匠であるますみさんの知恵と協力を得ながら準備を進めてきました。少々長くなりますが、プロジェクト誕生Historyにお付き合いいただけると嬉しく思います。乳がんから再発、転移となったsaoriは、医療と並行して心を癒やし、精神性を高めていく中で、「病は魂を輝かせるチャンスであり、天からのギフトである」と確信。「がんになった女性をヒプノセラピーで支えたい」「もっと気軽にがん患者さんがヒプノセラピーを受けられるよう、負担の少ない仕組みを作りたい」という思いから、プロジェクトを立ち上げるべく動き始めたところで、天に還りました。私自身、乳がんではランペクトミー（温存手術）、肺がんでは3次元ピンポイント照射を受けていますから、現代医療の恩恵を十分受けていますし、尊敬するドクターもたくさんいます。ですから、西洋医学を否定しているわけではありませんが、2百人以上のがんの方やご家族の相談にのるなかで、「どうして同じがん患者でも、治療への向き合い方や進行状態、気持ちのあり方がこんなに違うのだろう」と感じるようになりました。「治る力は自分の中にあるのではないか」。そう思った私は十数年前からますみさんにお願いし、心身緩和に関するWSを浜松や掛川、菊川、静岡などで開催していました。そして、2018年11月、「がん治っちゃったよ！全員集合！」の関連イベントとして開催した、宮崎ますみのヒプノセラピー 講座in浜松「治る力は自分の中にある」に、 saoriも参加。ますみさんのお話が魂に響いたのでしょう。そこから学び始め、資格を次々と取り、ヒプノセラピストとして歩み始めたのでした。そんな彼女が蒔いた種を私たちはしっかりと受け取り、それぞれの花が精一杯美しく咲くよう願い、「がん患者に寄り添う、ヒプノセラピー・プロジェクト『Gift』」を始動します。天からのギフトに私たちのギフトを添えて、貴女と真の幸せを分かち合うことができることを願ってー。詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。また、一昨日・昨日行われたWSは、リアルタイムに参加できなかったというがん患者さんのご要望にお応えし、アーカイブ配信でご覧いただけます。11月1日まで延長し受け付けるのとのこと。代金の一部はがん患者に寄り添う、ヒプノセラピー・プロジェクト『Gift』」の基金に充てられます。がん患者さん、がんを患うご家族がいらっしゃる方、ヒプノセラピストの方もぜひどうぞ。アーカイブのお申し込みはこちらから。https://shanmathaji.com/.../mind-body-relax-ws-20221008/